PCオーディオ:176.4kHz(192kHz)/24bit PCMファイルの再生方法

このアルバムはCDともDVD-Audioとも違う方式のデジタル記録方式で収録されています。通常のCDプレーヤーやDVDプレーヤー、またSACDプレーヤーで直接再生する事は出来ません。このアルバムに収録されている176.4kHz (192kHz) / 24bit PCMファイルはコンピュータで再生できます。96kHz / 24bitや176.4kHz (192kHz) / 24bit等のフォーマットは従来のCDのフォーマットである44.1kHz / 16bitよりも、音楽が持つ空気感や臨場感をより忠実に再現できると言われています。

目次
PCオーディオセットアップ例
オーディオの設定(176.4 kHz / 24 bit)
Windows XP
Windows Vista/ Windows 7
Mac OS X
DVDのファイルを再生

※本項目は各メディアプレイヤーやFireface UC等のオフィシャルマニュアルではありません。再生方法はメーカーによりアップデート等で変更される場合があります。うまくいかない場合は所有機材/ソフトウェアのマニュアル/オンラインマニュアル等をご参照ください。


 

PCオーディオセットアップ例

176.4kHz / 24bit PCMファイルの再生にはコンピュータにインストールされたメディアプレイヤーと、オーディオインターフェイスを使用します。

176.4kHz (192kHz) のファイルを再生できるメディアプレイヤー
  • Windows : Windows Media Player (Windows 7のみ対応)、VLC(無料)、foobar2000(無料)、WinAmp(無料)、Media Monkey(無料)、Songbird(無料)、iTunes(無料、192kHzで再生)、等
  • Mac: iTunes、Play(無料)、VLC(無料)、Amarra(有料)等
176.4kHz (192kHz) / 24bitに対応するオーディオインターフェイス

 

下記は音質と安定性に定評のあるRMEのFireface UCをオーディオインターフェイスとして使用したセットアップ例です。

  1. コンピュータとFireface UCをUSBケーブルで接続 
  2. Fireface UCの1、2出力をプリアンプのL、R入力へ接続

※オーディオケーブルには、TRS(標準フォン) => RCA(赤白)ケーブル、またはTRS => RCA変換アダプターを使用

※アクティブスピーカーへ接続される場合は、プリアンプを経由する必要はありません。

RME Fireface UCの詳細

 

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以下は便宜上 176.4kHzでの説明ですが192KHzの時は 176.4kHz192KHzに置き換えて下さい。

オーディオの設定(176.4 kHz / 24 bit) − Windows XP

本手順は、お使いのメディアプレイヤーが正しくインストールされ、またコンピュータ、オーディオインターフェイス、スピーカーが正しく接続されていることを前提に説明しています。

  1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]内にある[サウンドとオーディオデバイス]アイコンをダブルクリックし、サウンドとオーディオデバイスのプロパティ画面を開く

  1. [オーディオ]タブをクリックし、「音の再生」欄で、スピーカーが接続されたオーディオインターフェイスの出力先を選択し、[OK]をクリックする
    例:Fireface UC Analog (1+2) 。メインアンプ(スピーカー)に接続されたアナログ1、2出力チャンネルを選択します。


  1. オーディオインターフェイスの設定画面を開き、サンプルレートを176.4kHzに設定する


※お使いのオーディオインターフェイスの設定方法につきましては、お使いの機器のマニュアルをご参照ください。

※オーディオインターフェイスによっては設定画面でサンプルレートを選択できない場合があります。また、サンプルレートがメディアプレイヤーの再生するファイルのレートに追従する場合もあります(ASIO再生時等)。その場合は、176.4kHzのファイルを再生すると、自動的にオーディオインターフェイスのサンプルレートが176.4kHzに設定されます。仕様は使用するプレイヤーや、オーディオインターフェイスによって異なります。

注意:サンプルレートの変更は、メディアプレイヤーの再生中や起動中には行わないでください。必ずお使いのプレーヤーを閉じてから行ってください。

  1. メディアプレイヤーを起動して、24bit出力の設定をする
    ※プレイヤーによっては自動的にオーディオインターフェイスの仕様に合わせてビットレートが設定される場合もあります。各メディアプレイヤーの仕様や、設定方法についてはプレイヤーのオンラインマニュアル等をご参照ください。

    例: foobar2000 (Windows XP) ‐ [File]メニュー > [Preferences] > [Playback] > [Output] > [Outpur data format]で24-bitに設定します。

以上でお使いのメディアプレイヤーの出力が、スピーカーから176.4kHz / 24bitで再生されるようになります。

 

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オーディオ出力の設定176.4 kHz / 24 bit) − Windows Vista / Windows 7

本手順は、お使いのメディアプレイヤーが正しくインストールされ、またコンピュータ、オーディオインターフェイス、スピーカーが正しく接続されていることを前提に説明しています。

  1. [スタート]メニューの[コントロールパネル]内にある[サウンド]をクリックし、サウンド画面を開く
  1. [再生]タブで、お使いのオーディオインターフェイスの[スピーカー]アイコンを選択し、[規定値に設定]をクリックする
    例:RME Fireface UC。スピーカーのアイコンに緑のチェックがつきます。スピーカーは、メインアンプ(スピーカー)に接続されたFireface UCの1、2出力チャンネルを示しています。

  1. オーディオインターフェイスの設定画面を開き、サンプルレートを176.4kHzに設定する
    注意:サンプルレートの変更は、メディアプレイヤーの再生中や起動中には行わないでください。必ずお使いのプレーヤーを閉じてから行ってください。

    ※お使いのオーディオインターフェイスの設定方法につきましては、お使いの機器のマニュアルをご参照ください。尚、オーディオインターフェイスによっては設定画面でサンプルレートを選択できない場合があります。その場合はWindowsの[コントロールパネル]、[サウンド]、[再生]タブ、[スピーカー]、[プロパティ]、[詳細]タブ、[規定の形式]で選択*できます。24ビットで再生するには、24ビットの項目を選択してください。

    * Vistaでは176.4kHzのサンプルレートが選択できないため、192kHzで再生が可能です。176.4kHzのサンプルレートの選択は、Windows 7のみ対応します。Vistaで176.4kHzのサンプルレートを選択するには、RME Firefaceシリーズ等のサンプリングレートを設定できる176.4kHz対応オーディオインターフェイス、もしくはASIOに対応する再生ソフトウェア**が必要です。

    ** Foobar2000、WinAmp等(プラグインで対応)

    例:Fireface UCの設定画面

  1. メディアプレイヤーを起動して、24bit出力の設定をする
    ※プレイヤーによっては自動的にオーディオインターフェイスの仕様に合わせてビットレートが設定される場合があります(Windows Vista/7のFoobar2000等は自動的に選択されるようです)。各メディアプレイヤーの仕様や、設定方法についてはプレイヤーのオンラインマニュアル等をご参照ください。

以上でお使いのメディアプレイヤーの出力が、スピーカーから176.4kHz / 24bitで再生されるようになります。

 

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オーディオ出力の設定(176.4 kHz / 24 bit) − Mac OS X

本手順は、お使いのメディアプレイヤーが正しくインストールされ、コンピュータ、オーディオインターフェイス、スピーカーが正しく接続されていることを前提に説明しています。

  1. [アップル]メニューの[システム環境設定]にある[サウンド]画面を開き、お使いのオーディオインターフェイスを選択して、画面を閉じる
    例:Fireface UC Mac。メインアンプ(スピーカー)に接続されたFireface UCの1、2出力チャンネルがサウンドの出力先に設定されます。

  1. [アプリケーション]フォルダ内の[ユーティリティ]内にある[Audio MIDI 設定]アイコンをダブルクリックして、Audio MIDI 設定を開く

  1. [ウィンドウ]メニューから[オーディオウィンドウを表示]を選択し、オーディオ装置画面を開く
    ※Mac OS 10.5以前の場合は、[オーディオ装置]タブをクリック

  2. オーディオ装置画面の左側でお使いのオーディオインターフェイス(例:Fireface UC Mac)を選択し、画面の右側の[出力]タブの[フォーマット]の項目で176400.0 Hzを選択する
    ※Mac OS 10.5以前の場合は、[プロパティ]でオーディオインターフェイス(例:Fireface UC Mac)を選択し、[オーディオ出力]欄の[フォーマット]の項目で176400.0 Hzを選択

    注意:サンプルレートの変更は、必ずお使いのメディアプレーヤーを閉じてから行ってください。


  3. サンプルレート17600.0 Hzの隣のビット表示が24、または32ビットであることを確認して、画面を閉じる

  1. お使いのメディアプレイヤーを起動する

以上でiTunesまたはその他のメディアプレイヤーの出力が、スピーカーから176.4kHz / 24bitで再生されるようになります。

 

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DVDのファイルを再生

本手順は、コンピュータ、オーディオインターフェイス、スピーカーが正しく接続され、お使いのメディアプレイヤーが正しく設定されていることを前提に説明しています。

  1. コンピュータのDVDドライブにDVDディスクを挿入する
  2. DVDディスク内の176.4kHz / 24bit PCMファイルが収められたフォルダを、コンピュータのハードディスク内の分かりやすい場所にコピーする
  3. お使いのメディアプレイヤーを起動する
  4. 手順2でDVDからコピーしたフォルダをお使いのメディアプレイヤーのプレイリストに追加する
    ※追加手順につきましては、各プレイヤーのマニュアル/オンラインマニュアル等をご参照ください。

  5. プレイリストを再生する

 

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